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近鉄1200系電車 (初代) : ミニ英和和英辞書
近鉄1200系電車 (初代)[きんてつ1200けいでんしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

近鉄 : [きんてつ]
 【名詞】 1. (abbr) Kinki Nippon Tetsudou (railway co.) 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
: [けい]
  1. (n,n-suf) (1) system 2. lineage 3. group 4. (2) type of person 5. (3) environment 6. (4) medical department (suf) 
電車 : [でんしゃ]
 【名詞】 1. electric train 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 
: [はつ]
  1. (n,adj-no,n-suf) first 2. new 
初代 : [しょだい]
 【名詞】 1. first generation 2. founder 
: [よ, しろ]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 

近鉄1200系電車 (初代) ( リダイレクト:近鉄1000系電車 ) : ウィキペディア日本語版
近鉄1000系電車[きんてつ1000けいでんしゃ]

近鉄1000系電車(きんてつ1000けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道通勤形電車の1系列。電算記号はT(0番台)。
本項では派生系列であり、後に本系列へ編入された初代1200系についても記述する。また、解説の便宜上、宇治山田寄り先頭車の車両番号+F(Formation=編成の略)を編成名として記述(例:モ1001以下4両編成=1001F)する。
== 概要 ==
伊勢湾台風による冠水・路盤流出といった大災害からの復旧工事と合わせて、急遽繰り上げ実施された改軌工事の完成した1959年末以降、名古屋線では大阪線から20m級の大型車が直通運転可能となった。
この改良工事で最大の恩恵を受けたのは名阪間を直通する甲特急(名阪ノンストップ特急)であったが、一般車にもその恩恵はもたらされた。16m級から19m級の種々雑多な中型車が運用されていた名古屋線に、20m級4扉車体を備えるWNドライブ車である1600系の新製配置が開始されたのである。
これらは朝夕のラッシュ時輸送に絶大な威力を発揮したが、その新製ペースは遅く1959年から1966年までの8年間に41両が製作されたに留まり、改良後継系列である1800系1810系を合わせても、このグループは1970年末の時点でようやく92両に達したばかりであった。
一方、改軌後の名古屋線急行では、改軌以前からの急行車であった6301系や6311系を主体とする18m級車に加え、これまで大阪線で長らく急行運用に充当されてきた、20m級の2200系・2227系が大阪線からの直通運転を中心に充当されるようになっていた。さらに、1961年から1963年にかけて実施された大阪線・名古屋線系統の乙特急への10400系・11400系「エースカー」の新製投入により、余剰となった2250系6421系6431系といった吊り掛け駆動方式を採用する旧世代の19m・20m級特急車も格下げにより急行運用へ転用されるようになった。
このうち2200系・2227系は後継系列である2250系と同じく、端子電圧675V時1時間定格出力150kW級の大出力電動機を搭載し、平坦な名古屋線運用において充分すぎるほどの走行性能を備えていた。しかし、これら2系列のうち2227系は一部が姉妹系列である1400系(初代)と共に鮮魚列車や荷物電車への転用が図られたものの、2200系(1930年製)は1970年の時点で車齢40年に達していて車体の老朽化や陳腐化が特に目立ち、全車とも早急に車両代替を行わねばならない状況であった。
だが、当時の近畿日本鉄道は日本万国博覧会の開催に伴う特別輸送のために多数の新車を投入したばかりで、さらに1973年には橿原線系統の建築限界拡張工事完成と神宮式年遷宮が重なったため、これに備えた新車投入の必要にも迫られていた。加えて1971年の総谷トンネル事故を契機とした大阪線の完全複線化(新青山トンネル建設を含めた名張駅 - 伊勢中川駅間の完全複線化等)にも莫大な予算をつぎ込んでいた。そのため、当時の近畿日本鉄道の財政事情では、総数57両を数えたこれらを短期間に全て新車で代替するのは非常に困難であった。
幸いなことに、2200系の主電動機(三菱電機MB-211BF)は製造から40年を経てもなお健全なコンディションを保っており、継続使用が可能であった。そこで近畿日本鉄道はこの電動機を整備して再利用し、当時最新の1810系と同等の車体と組み合わせた、いわゆる機器流用車を製作することとした。本系列はこの計画に従い、以下の20両が近畿車輛で製作された。
なお、1000形 - 1300形の形式番号は奈良線・大阪線の前身である大阪電気軌道で使用されたことがあり〔これらは戦後も大阪線の区間車として運用され、ちょうど本系列の増備と入れ替わる形で1971年から1973年にかけて廃車となった。従って新旧1000系列の間に直接の関連は無い。〕、本系列は2代目ということになる。
*1972年7月竣工
 * 1000系
  * モ1000形モ1001・モ1002:制御電動車(Mc)
  * モ1050形モ1051:中間電動車(M)
  * ク1100形ク1101・ク1102:制御車(Tc)
  * サ1150形サ1151:付随車(T)
 * 1200系
  * モ1200形モ1201:制御電動車(Mc)
  * モ1250形モ1251:中間電動車(M)
  * ク1300形ク1301:制御車(Tc)
  * サ1350形サ1351:付随車(T)
*1973年9月竣工
 * 1000系
  * モ1000形モ1003 - モ1007:制御電動車(Mc)
  * ク1100形ク1103 - ク1107:制御車(Tc)
1972年度は1000系と1200系(初代)の2系列に分けて竣工したが、1200系は名古屋線一般車では初採用となる冷房装置を搭載した〔本系列と近い時期に機器流用車として製作され、吊り掛け駆動方式かつ当初から冷房装置を搭載した20m級4扉通勤形電車としては、他に東武5050系・5070系相鉄2100系がある。これらのうち本系列と相鉄2100系の2系列については後年機器の換装によりカルダン駆動化されている。〕ため系列名が区分されたものである。同系列は電算記号も1000系とは異なる「RT」が付与されたが、後述の編入改造によって他の1000系各編成と同じ「T」に改められた。なお、1972年度竣工グループの4両編成2本はいずれも宇治山田寄りからMc-T-M-Tcで電動車と付随車・制御車を交互に連結する編成として就役開始している。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「近鉄1000系電車」の詳細全文を読む




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